今日はいまいちな日だった。
書くと思いっきり愚痴になる。
それもいいかなと思ったりもしたけど、
あまり解決にならないと思われるので、
それはそれとして、少し離しておこうと思う。
気分を変える意味もあって、
今週中に見ようと思っていたNHKプラスの動画を3本見た。
最初の2本は、何年か前の朝ドラ「花子とアン」。
友人が鈴木君の大ファンなので引きずられて、
当時はまとめサイトでガーっと見た記憶がある。
当時は朝ドラを見る習慣はなかったな。
今は、毎日見ないと落ち着かない(笑)
ちなみに習慣になったのは「半分、青い。」から。
敢えて、習慣にしたんですが。
花アンは再放送。
この数年、毎日あるドラマ15分と、週1のドラマは欠かさないようにしています。
元々、私はあまりテレビは見ない方。
ラジオや音楽を好む性格だったのだけど、
テレビや動画は、絵がある分集中できるので、
物語の中にグッと入り込みやすいんですよね。
話が早いというか。
私は活字が好きだけど、
読みだすと短時間では収まらないので、
気に入った小説なんかは、時間を忘れて読めるくらいの
時間が取れる時じゃないと、ハマりこめなくて、逆にもやもやしちゃうので、
朝ドラの15分や、民放の1時間もの(録画してCM飛ばせば40分くらい?)
くらいだと、気分転換にちょうどよい。
で、今はデイリーでは「おちょやん」をみてるけど、
その前の「エール」があまりにも素晴らしかったせいで、
おちょやんは、ぐーっとハマれる時期ともやもやする時期が💦
道頓堀時代は面白かったんだけど、
あのダメ親父が出てくる時は、面白みがないので気分転換にならんのです。
いつも娘にたかって自分勝手にふるまう役柄が苦手。
トータス松本さんは大好きなんだけど。
というわけで、今日から始まったらしい、花アン1話2話を視聴。
テーマ曲と教会の2階の図書室が懐かしい!
ということで、テーマ曲を。絢香の「にじいろ」。
赤毛のアンは、子どもの頃、ハマって読んだ本。
全シリーズ読んで、大人になって文庫で買いなおしたので揃ってる。
村岡花子さんは、和訳がほんとにうまいと思う。
外国の小説は翻訳がいまいちなものが多くて、食指が伸びないのだけど、
こうやって全シリーズ読めたのは、村岡花子訳の赤毛のアンシリーズしかない気がする。
ということで、これからがまた楽しみです。これはまた毎日見るかな。
そしてもう一本みたのは、NHKの「ドキュメント72時間」。
この番組は割と好きで、たまに見る。
ほんとはリアタイがベストなので、録画はしていない。
夜にボーっとしながら見るのが好き。
一つの現場の3日間の密着もの。
定点観測という感じで、その現場で起こる様々な人間模様を垣間見れる。
今回は、友人が「ぜひみて!」というので、
特に気合を入れて今日NHKプラスで見た(笑)
今回は、つくばの焼き芋屋さん。
つくば在住の友人がいうには、とにかく食べたことのないやきいもなのだそう。
72歳?74歳?のおじさんが、50歳から独自に始めたという。
ドキュメント72時間「冬の焼きいも店 ぬくもりの先に」
冬の風物詩・焼きいも。サツマイモの産地・茨城にある昔ながらの焼きいも店が舞台。じっくりと焼き上げ、蜜があふれ出た、ホクホクの焼きいもを目当てに多くの人がやってくる。お歳暮のお返しに焼きいもを送る人。娘のやる気を高めるご褒美に買う母親。普通の暮らしが楽しいという新婚夫婦は、1つの焼きいもを仲良く分け合う。日常が大きく変わったこの冬、みんな、ぬくもりの先に何を求めているんだろう。3日間、耳を傾ける。
なんてことのない、焼き芋屋さんの3日間。
店主とそこに来るお客さんへのインタビュー。
だけど、なんだろう。
素朴。
飾りがない。
お客さんの夫さんへの愚痴モードも入っていたりする。
でも、それさえも、私たちの日常だ。
いいところばかりじゃない。それでもみんな頑張って生きているんだよな。
この番組からは、見ていてそんな納得感や元気をもらえるのだ。
それをいうと、先出の花アンもそう。
山梨の貧しい小作の家に生まれ、小学校に行く年齢なのに、
弟の世話をしながら家事を切り盛りする主人公のはな。
貧しいけれど、想像の羽を広げ、自分の状況を受け入れ生きている。
行商の仕事をしている父からお土産にもらった「おやゆびひめ」は、
はなが最初に触れた本だ。
(話中では「本ってものに初めて触った」といっていた。文字通り)
家族の中で、文字を読めるのはこの行商人の父しかおらず、
家族のだれもこの土産を喜ばなかった中、はなだけは大変に喜ぶ。
その様子をみて、父ははなを小学校に行かせ、
さらには東京のミッションスクールにいかせようと奔走する。
この父が素敵だ。
おちょやんのダメ親父と比べてしまうので、余計に!
この父だったからこの娘だったのかもしれないが、
可能性を見つけてくれ、それを信じて引っ張ってくれる存在って、
なんて救いなのだろう。
そんな人がいるから、自分を信じて頑張ろうという気にもなれるのかもしれない。
だらだらと書いてしまったけど、
素朴で飾りのない、でも正直な生き方が好きだ。
今日は、仕事的にはどうもついてない一日だったので、
余計に、こんなコンテンツが沁みたよというお話でした。