ほほーんと暮らしたい(再)

いつのまにか、言葉が出せなくなっている自分に気づきました。自分の中を整理するために、自分のLead the Selfを保つために、思ったことを自由に書きたいと思います。最近は私の体調(うつ病)や難病(ファブリ―病、大腿骨骨頭壊死)の夫との近況についてがほとんどです。

F先生の診察日とおうち入院

木曜日は仕事に出かけました。
前の日から緊張していたんです。一週間ほぼ引きこもっていたし、
一日として楽な日はなかったから。
対策を考えて、先にお薬を飲んでいたりして。

今考えても、あれは奇跡だったんでしょう。

翌金曜日。F先生の診察日だったので(不調なので一週間前倒しにしてもらった)
木曜みたいに緊張感が良い感じで働くことを期待したけど、甘かった汗
行きはバス待ち時点でしんどくなって、バスの中で薬飲んで、という感じ。
病院では問診と自律神経の検査と血液検査、バイタル測り。そのあとはベッドの部屋で寝て待たせてもらいました。
この病院はこういうところがいいんです。
ベッドもふわふわのシーツともふもふの毛布が用意されてて、救われます。

さて診察。
症状を詳しく話し、
私の問診から、そして私の状況から見るに、「これはね、すぐにでも入院するレベル」とF先生。
頭を抱える私。
どこかでわかってる自分もいたんですけどね。

鬱なのだそうです。それも重度に近いらしい。

F先生はあまり病名を言明されることは少ないのですが、
私の状況ははっきりさせた方がいいと思われたのかも知れません。

私は私でこの不調と病名があまり結び付かなくて混乱中。
そんな私をみて「あなたが入院したくないというのは、目を見ればわかります。」と言われます。お見通しだ〜
「今はね、ひたすら人にやってもらうような時間を作るしかない。
そこでどうするかというと、
入院の代わりにと言ってはなんだけど、あなたにはまた新しいお薬、下から支えるような薬を出します。それによってじわじわと入院の代わりに支えることができる。
それでおうちで入院してみませんか。
おうち入院だから、料理も洗濯もしない。ゴミ屋敷になっていい。お風呂も毎日入らなくていい。入院しているような状態にする。
何にもしないことです。入院したら何にもしないでしょ。(あ、やば、ブログもダメなのか?)

「料理ももうできないでしょうけど、買ってきたものを食べる。出来合いのものとか」
「・・・料理やってるんです。」
「えっ?作ってるの?ちょっと待って、坊ちゃんがいるんですか?」
「息子は夜帰宅が遅いので料理をそこから作るのは。。。」
「息子さんには出来合いのものを買ってきてもらう。お惣菜でも冷食でもいいじゃないですか。」
「料理は即刻やめるべきです!そんなことをしちゃダメですよ!入院する人がどうして人の食事を作るんですか。入院状態ってわかるじゃないですか。他人のためには一切何もしない。自分のためにやる。料理しない、洗濯しない、ゴミ屋敷、風呂入らない、寝たきり。。」

「どうしていいかわからないとあなたがいうから。単純なことをやってください。どうしたらいいかという回答は何もしない、です。」
「は、はい。。。。息子と家族と相談します。」

「それとね。あなたは鬱はひどいけど、自律神経まではきていない。これはラッキー。神様はあなたを特別待遇してますね。
もっとおかしくなってもいいのにね、なんでこれ正常なのって。
ほんと特別待遇ですよ。」

先生・・・・言われている意味がわかるようなわからないような。。。

「ある意味別の言い方をすれば強か。こんな別の強さを持っているなんてね。
元々あなたは敏感だからヤナギのようなしなやかさを持っている。
揺れるけど、きついけど折れない。普通の人が耐えきれないようなストレスを体験されてる。すごいですよ。真っ最中だけどね。

今はね、まさに台風の中心にきてます。じーっとしてれば台風は過ぎる。
絶対解決することが出てきます。ストレスという台風が必ず減る。台風は必ず時間と共に動く。ストレスも違うところに動くんです。

だからね、鬱っていうのは、動くなという体の命令なんですよ。
じっとしていなさいって。これは自然の知恵なんですよ。
だから本当はお薬で元気にするなんてしない方がいいんだけど、ちょっとだけ動けるようにして。あなたは少し動けてあとはじっとしている方がいい。」

先生、お薬もらって少し動けるようになって、お家のことは全部してもらって、で何ができるんでしょう??

「何もできないよ。しないって言ってるでしょう?
生きることができる。何ができるかと言ったらまさに生きることができる、呼吸ができる。心臓が動いてる。
それで十分じゃないですか、生きてる。あとはいらないってことです。
お金も子供も夫もいらないですよ、生きるためには。
あなたは余計なものを持とうとされるから。
鬱になるということは、普通にするなという天の命令なんですよ。
それに従ったらいい。
くどいけど、本当はうつ病の薬は出したくない。
でもあなたはきつさを訴えておられるから、きつさをなんとかしましょうって言ってるだけ。」

はい。。。
じゃあそれでももし状況が落ち着かなかったら入院した方がいいんですね。

「当然です。連絡ください。でも一週間やってごらんなさい、変わるから。
重症になったら最低3ヶ月かかりますよ。
多くの人は鈍感だからそれにも気づかないから結局3年かかるんです。
あなたは敏感で早く警告が来てるから、早く治れるんですよ。感謝しないといけない。本当重症になる前にキツくなってよかった。」

F先生には申し訳ないけど、ブログ書いてます。
今日は一日おうち入院していました。一日目です。
記録はつけておきたい。後のためにも。
先生のボイスメモを聞き返して、改めて私はやりたいようにしたかったんだと思いました。
でもそれはやっぱり無理で。静かにしておきます。
それを思えたのは今日のブログの収穫です。
今日は少し辛い時もあったけど、おしなべて先週よりも劇的に元気でした。
お薬ありがたい。
ずっと寝てるのも辛いけど、それも病気なのかも知れません。
天の命令には従わねば。

息子が活躍してくれてます。
明日は夫のところに行ってくれるらしい。感謝です。

そろそろおうち入院の消灯も近づいてきたのでこの辺で。