ほほーんと暮らしたい(再)

いつのまにか、言葉が出せなくなっている自分に気づきました。自分の中を整理するために、自分のLead the Selfを保つために、思ったことを自由に書きたいと思います。最近は私の体調(うつ病)や難病(ファブリ―病、大腿骨骨頭壊死)の夫との近況についてがほとんどです。

祖母の夢 2020.10.3

10月がやってきた。

毎回この月になると書いている気もするが、
わたしにとって、この月は生きることや死ぬことを考える命の月間だ。
子どもたち2人がこの月に生まれ、
父や祖母や近しい親族の命日もこの月に集中しているから、
いやがおうでも考える機会が増える。

秋の思い出は、特にその空気感や香りを一緒に刻み込んでいるので、
思い出すたびに、妙にリアルさを伴い、センチメンタルになりがちで、
あまり好きではない。

私自身の自律神経も動きやすいので、
また動くだろうな~と思うと、厄介だなという気持ちが起こってしまう。

とはいえ、仕方がない。
仕方がないので、10月を迎えるには、ちょっとした覚悟みたいなものが必要だ。

===
昨晩はE.Tを久しぶりに見た。金曜ロードショーであっていた。
本作が上映された82年、私は映画館で見たはずだが、
誰とどこで見たのか全く覚えていない。

が、懐かしかった。
当時観た時の感覚と同じ感覚で、テレビ画面を見つめていた気がする。
(とはいっても、私ももうすぐアラ還の域に入るので、
出てくるお母さんの気持ちを推し量らんでもないという思いは+でついてきたけども)

「自分が子どもだった頃」ということを思い出したからだろうか、
今日、昼に目を冷やすためクーリングをしながら、
ついうとうととしたときに夢を見た。

以下夢の内容を、私自身の備忘録のため記します。
人の夢の話は支離滅裂だと思うので、スルーしてください。

===
祖父母が住んでいた本家実家。私も大学時代、そこに住んでいたので、
自分の実家というと、イメージとして出てくるのはこの家だ。

夢の中の私の意識は、「もう祖父母は亡くなっている」。

どこかのビッグサイトのようなところでイベントがあっていて、
そこで出会った迷子的な女の子を、
私はおんぶしてお母さんのところに送り届けようとしている。
手がかりは、その子が持っていた石。
何かが刻んであり、それは何かの正当な証明であり、
お土産を受け取るためのもの。
それを探すため、一つ一つブースを回る私とその子。

その子に絶望感を感じさせないように、
私はブース担当者に事情を話す際にはとても気を使っている。

おかあさんはもしかしたらもうこの世にはいないかもしれない。
だが、それをこの子に感じさせてはいけない。
が、ブース担当者は状況を知らないので、結構あけすけなことを言う。

夢の中では、時間の流れが独特で、数分が大昔であったり、
昔がリアルに出てきたりする。

ずっとその子を連れて回るのも疲れるので、
一旦家に連れて帰った先が実家だった。
そこには、祖母がまだ元気で居た。
だが私は「これは現実ではない」と思っている。
でも、祖母の姿や顔を見るのがとてもうれしい。
声をかけるたびに泣きそうになる。

私が連れ帰った子を寝かす場所が必要だったからか、
ふと見ると、祖父母のふとんは玄関に敷いてあった。
「これはいけない!」と私は強く思う。
そういうもてなし方をする人たちではあったけど、
これ以上我慢をさせてはいけない。
そう思った。

その後どうしたのか、すでに夢を覚えていないのか、
そこは夢としても言及されていなかったのかすら思い出せない。

ただ、祖母の顔や肌の感じ、声のイメージがとてもとても残っている。

そのこと自体がとても珍しいので、
起きてからも衝撃の余韻が残り、こうして書こうと思って書いている。

彼女が私の夢にでてくることは、そうなかった。

当時の祖母位の年齢に近くなって、
祖母が私に対してどんな思いで世話をしてくれたのか、
想像することは多くなってきていたからだろうか。

そういえば、10月末が祖母の命日だ。
彼女が何か私にメッセージがあるのだろうか?

昨月、家系図づくりにはまり、エクセルの無料ひな型で家系図を作った。
父方は叔母が書類を取り寄せてくれていて、
すでに家系図も作られていたのでそれを入力しながら、
改めて私はこの人たちの何も知らなかったのかもしれないと思っていた。

私が見る側はほんの一部だったはずだ。
どんな思いで生きて死んでいったのか。あんなに近くに居たのに、
あまり知ろうともしなかった。
今生きていたら100歳オーバーだからなんだけど、
もっとちゃんと話をしておきたかったなと、
でもそれは今私がこの年になって、
祖母を一人の女性・一人の人としてみることができるようになった、
話を聞ける立場になったから思うことなのだろう。

取りあえず、このことが何かのつながりになるかもしれないので、
記録しておこうと思う。


明日は、母方の祖父の命日。
私が生まれる随分前に亡くなったので接点はないのだけど、
何かメッセージをくれるだろうか?
できたら、母の夢に出てきてほしいなぁ。

===
この記事を書き終えた後、仕事用のチャットグループから、
仕事先の経理でお世話になっていた方が事故で亡くなられたとの連絡が入っていた。

昨日、市内でパトカーがたくさん出ていたらしく、
夫と息子がそれぞれその現場に遭遇していてなんだろうと言っていたのは、その事故だった。
ショックだ。
Yさん、こころよりご冥福をお祈りいたします。