1月21日（土）
今日は朝から夫透析のため、ドキドキしてはじまった。
この数日は彼の体調は安定しているようにみえる。
家であってた症状も、ビデオ電話では感じない。
私は夜珍しく起きてしまい、
夢見悪くてどんよりしていた。お薬飲んでるのにこれだと嫌だな。
睡眠がとれてないと、力の入り方が変わるのでとにかく睡眠の質を保ちたい。
横に寝ていたはずの娘は結構早起き。
病院でもっと早く起きちゃった夫とすでにlineのやりとりがはじまっていた。
誰が言い出したわけでもないけど、
「既読がつかないと心配する！」とみんな言うからか、
夫は朝起きるとおはようコメントをするようになった。
「生存確認」という言葉は、今の私たちには結構重いけど、
まずもってその言葉通りの意味合いだと思ってる。
10時から14時までの透析の間、
私たちはできるだけ気にしないように、家事をした。
そうそう、某化粧品会社の美容部員の娘から、
私の化粧の悩みを、ポイントアドバイスをもらいながら、
お化粧してもらった。
ついでに、彼女は私のパフ各種も綺麗に洗剤で洗ってくれた。
私は、久しぶりに鏡台の引き出しを掃除した。
息子は延々と寝ているので、姉（娘）が起こしに行ってくれる。
「1回2回は生返事だから聴こえてないよ」というと、
「えっ？！」と慌てて何度も起こしに行き成功してくれた。
お昼にはホットサンドを作り、
14時をなんとなくみなで待つ。
「透析終了」の連絡が本人からきて、みんな安堵。
元気そうなことを確認して、また安堵。
夫からは週末娘と二人で長崎のランタンフェスティバルにでも行って来たら、
なんていわれていたが、
「そんな気にならんのよ。私ももうおなかが痛かったりするのよー」
と断っておいた。
正直、そこまでの体力がないと思っていたし、
布団にダウンしてしまうかもなとも、今日の朝は思っていたし。
でも、ぽっかり空いた午後の時間。
娘息子はどこかに行く気満々。
私は行きたいところもない。
息子はあれこれ候補は言うが、これといって目標がないので、決めるのを渋る。
なんだかんだ言ってる間に15時。
「一か所だけ、どこか決めて、もう出よう！」
と、向かったのは福岡のマリンタウン。マリノアシティ。
アウトレットに行ってみたいそうだ。
うちから途中給油をしたりしながら30₋40分くらいで到着して、
キャーキャー言いながら海に行き、
防波堤から海や島や福岡の街並みをぐるーんと見たりして、
しばし海風に吹かれる。
今日は久しぶりにいい天気で風もあまりなくて、
とってもレジャー気分に浸れた。
お店は意外と多く、全部歩いてみたが、
息子は候補はあれど、絶対欲しい！というモノには巡り合えず、
でもなんというか、ウィンドウショッピングが楽しかった。
これもレジャーなんだな。
なぜか土曜でバーゲンもしてるのに、人が少なくて、
1月のこの時期の土日なんて、もしかしてこんなものなのかもね～、なんて話をする。
人の多さに疲れることもなく、
のんびり見てまわり、フードコートでご飯を食べて帰宅。
帰宅したのは20時前。
夫の好きなブラタモリが終わった頃を見計らい、
それから予定をしていた家族4人でのビデオ通話。
消灯ちょっと前までの、40分あまりを、
私たちはいつものキッチンで、彼は病院で。
話の内容は、今日行ったマリノアの話や、
ブラタモリつながりで、熊本→天草に行った話、
病院のＳＷさんが、夫の病気をみつけてくれたＫ先生と知り合いだったことなど。
明日、娘が退院したばかりのおばあちゃん（夫母）を訪ねて長崎に行くというので、
その辺のお話。
娘の帰省時に、いつも私たちがキッチンの食卓で語るような
日常の話を、延々とした。
でもそれが一番楽しいことなんだと思う。
私の体も意外と元気でいられた。
幸せとは日常を心穏やかにすごせることだと思う。
安心して自分を出せて、どんな自分でもいていいんだと思える場所を作ることは
とても大事だなと思う。
そういう場所を作ってこられたんだと改めて思う。
あ、なんとなくまた湿っぽくなっちゃった（泣いてます）
が、今日は本当に幸せな一日でした。
さあて、明日は娘を朝早くから長崎に送り出します。
ランフェス開始日なので、指定席は取れないらしい。
またちょっとやきもきするのかな。
