ほほーんと暮らしたい(再)

いつのまにか、言葉が出せなくなっている自分に気づきました。自分の中を整理するために、自分のLead the Selfを保つために、思ったことを自由に書きたいと思います。最近は私の体調(うつ病)や難病(ファブリ―病、大腿骨骨頭壊死)の夫との近況についてがほとんどです。

巡禮記遠足 宮地嶽神社 筑紫の王に会いに行ってきたその②

miww55.hatenablog.com

その①はこちら↑

その②です。

奥之宮八社めぐりというスタンプラリーがやっていましたので、やってみることにしました。
メモラーな私は、メモも持ってるし手がふさがるのはなぁとちょっと躊躇したんだけど勢いでw
生来はこういうの大好きです笑
台紙は結構センスのあるデザイン。こんなシンプルなデザインする方とお仕事したいな。

f:id:miww55:20170322145832j:plainf:id:miww55:20170322145923j:plain

最初は、七福神社へ。
七福神って、日本で一番知られている神様じゃないかな。

途中にべんざいてん様。
いらっしゃるところがかわいい。
べんざいてん様は私が一番よりどころとしているお方。
「女性として、女性のままで仕事をさせてください」
願うだけでホッとする。

f:id:miww55:20170322150705j:plain

 

たくさんの像がありますが、布袋様と大黒様が目立ちます。
そういえば、その昔うちにもお二人のセットでいらっしゃったなぁと思いだす。。。
布袋様はサンタクロースと同じ役割をされている方なのだそう。
そういわれれば、確かに似ている。
大黒様と言えば打ち出の小づち。
これは振れば出てくるものではなくて、破壊のための小づちなのです。
破壊の神というと怖い感じがするけれど、新しいものを作るためには壊すことが必要ですよね。そういう前向きな破壊です。ヒンドゥー教のシヴァと同じ役割。
大黒天様は、大国主命さま=国造りの神様なので、破壊しちゃ作りしていったのですね。スクラップ&ビルド。私がやってることと一緒だ。

熊野の青岸渡寺でも七福神様が祭ってあるところに行き、大黒天様にお目にかかったけれど、中々に憧れます。
そこでおっちゃんに、「みわこさまは、よくおねがいしておきなさい」と言われていたのでした。そういえば、お正月に引いた七福神みくじのひとつは大黒天様でしたわ。
ココでのお願いは2つ。「私の中のすぐヘタレてしまう、すぐ怖がってしまう思いを破壊しながら進ませてください」ってのと、もう一つはちょっと書けないw

f:id:miww55:20170322150951j:plain

 次は、水神社(すいじんじゃ)。
みつはのめのかみさまがいらっしゃるところ。
女性の神様で、かつ全水脈をつかさどっていらっしゃるそうです。
うちの実家の裏に水が湧き出るところがあって、水神様をお祭りしていたのですが、こんな感じで祀られていたのを思い出しました。
宮地嶽においては水の要所が3つあるらしいのですが、こちらはその源のようです。

f:id:miww55:20170322155129j:plain

続いて、三宝荒神さま。
横にでっかいかまどがでんっとおいてありました。
その昔、台所には必ず「荒神様」が祭ってあったなぁ。
家事のこと、おうちのことをお詣りします。

濡髪大明神淡島神社
女性の心をお守りするのが濡髪大明神で、身体をお守りするのが淡島さまだそう。
「いいまぐあいができますように」がここではお詣りの合言葉のようになっています。

f:id:miww55:20170322155726j:plain

さてさて、次は不動神社です。
不動明王様が祭ってあるのに、神社なんです。不思議。
祓い清めの御幣もあり、祝詞があがっていました。
こちらは横穴式石室古墳(日本一らしい)の中に不動明王様がお祭りされています。

f:id:miww55:20170322161825j:plain

f:id:miww55:20170322161917j:plain

 


f:id:miww55:20170322162149j:plain

こちらに、宮地嶽の王(みやちたけ)、筑紫の王がいらっしゃいます。
つまり、この国をつくられた王が不動明王様に権現されていらっしゃるということらしい。
ヤマト王朝からの圧力に耐えかね、朝鮮半島への進出を防ぎ、ヤマト王朝からの独立を目指したともいわれる「磐井の乱」で有名な「筑紫野君磐井」。この古墳の主で筑紫野王は、「筑紫野君磐井」の孫にあたる方のよう。
この古墳からは、国宝になった金の鐙や冠など20点が出土していて、地下の正倉院とも呼ばれているらしい。
ちなみにこの時代は、聖徳太子が生まれるより前の時代。

f:id:miww55:20170322162231j:plain

そんな気の遠くなるような時代。磐井をはじめ北部九州の豪族たちは、弥生時代から海を制し、大陸の中国や朝鮮半島と交流をもっていました。磐井の乱で磐井は討たれ、子は朝廷に一部要所の地を差し出したため、許しを得生き延びたという記録が残っているようです。もともと弥生時代から朝鮮半島や中国と独自のつながりを持っていたとされる九州の豪族たちですから、引き続き豪族たち同志もつながり、豊かな国づくりを目指していたのでしょう。古の時代に思いをはせるといろんな思いが頭の中を駆け巡ります。大和朝廷との戦いに勝っていたら、今の世はまた変わっていたのかもしれませんね。

さて、そんな筑紫の王。北部九州に住む我々の祖先といっても過言ではないでしょう。
日はお彼岸。ここは墓。ということで、今日はご先祖様へのお墓参りです。
神社にお参りに来たのに変な気分ですがw
筑紫の王=みやちたけの王といっていいのかな。
その方とお不動様とにお詣りです。
お不動さんですから「どんな資本(体)を持って、この国をどうしていきたいのか」を祈ります。
思いはいくらでもあってよいと思います。
私は幸い、今の教育の仕事は自分の一生の仕事として、国を変える仕事として思っているので、そのことを祈ります。自分から出た思い、自分をも変える思いとして。
・・・ああ、もっとちゃんと祈ってくればよかったなぁ。こうしてレポ書いてるといつも思います。祈り方をもっと研究せねば。

そうそう、須佐さんがおっしゃっていました。「こちらの王は女性を大変大切に扱われた方。だから北部九州の女性はみやちたけの王に参ればよい」と。「不動明王としてではなく王として聞きたい」とおっしゃってるそうです。
王というかご先祖様という感でしょうか。ぐっと親しみがわいてしまい、安心してお詣りができました。


不動神社の前にある木。幹が時計回りにねじれています。お水の流れ、地場の磁力がこのねじれをつくるそう。水が先なのか磁力が先なのか。
ここは水が墓に帰っていくところ。水ポイント2つ目です。

f:id:miww55:20170322171643j:plain


続いては、万地蔵尊(よろずじぞうそん)へ。
あれ?お顔がかわいすぎる。後付け?

f:id:miww55:20170322172045j:plain

f:id:miww55:20170322172202j:plain

みんな一生懸命祈ります。神宮様には言えなかったことも思い出しながらこちらで祈ります。
私は母のことを祈ります。母本人じゃないので母の健康は祈れません。だけど、私の祈りとして、「母が自分の人生をちゃんと見つめ、自分で折り合いがつけられるよう、お地蔵様のお力をお貸しくださいと。そして母にいい言葉をかけてあげられるようになりますように」と。こんな祈り方でいいんでしょうか。(ちょっと不安になる)

薬師神社です。こちらも薬師如来さまなのに神社。
こちらでは、「人生は坂道じゃなくて階段だよ」と須佐さんに言われます。
ひとつひとつ踏みしめていくもの。焦ることはない。なにかあった時にすぐその階段を坂道のようにしてしまうことが私にはあって。前日の講話会の時にもそういう話が出たのですが、、ううむ。
それが結構きついんだよなぁ。
なので、「そういうところをどうすればいいのかわからないので、お導きください。教えてください」と祈りました。


f:id:miww55:20170322174045j:plain


そうそう。こちらでお詣り後にみていたら、年配の男性が来て、薬師神社の説明を見て大声で「脳梗塞になりませんように」って言ってすぐ行ってしまったんです。その言い方がね、バカにしている感じで。この人絶対脳梗塞になるわ、、って思っちゃいました。。。
この手の方が九州の男性には結構いらっしゃるんですよね。
仕事上でも日常でも。
神仏を信じる信じないは個人の勝手だとして、そんなことここでいう必要もないのにね。何かをバカにしないと生きていけない、自分を上に持ち上げることができない男って最低だな。でもこういう気質が九州に根強くあって、これってまた風土として続いちゃうんですよね。。。女が何でもしてあげるからなのかなぁ。男子の母としては、心しなければと思いました。

最後は稲荷神社。

f:id:miww55:20170322175013j:plain

f:id:miww55:20170322175317j:plain

お稲荷さんには、足りないものを祈ります。
「愛かなぁ」「愛だよねぇ」。。素直になるのは良いことな気がしますw結構真面目。

須佐さんに「なんでお稲荷さんは赤なんですか?」と聞いてみました。
稲荷は渡来人で京都の豪族だった「秦氏」がその家の氏神さまとして発願されたのがきっかけで日本に広まっています。(講話会テキストより)
なので、日本に入ってきた時点が赤で作られ、それを継承しているそうです。正しくは丹(たん)という色らしい。その意味付けはそれぞれされているみたいです。魔除けだとか、木が腐れにくいだとか。目を引くことだけは確かですね。

講話会でお勉強したことが、お参りに行くとリアルに理解できていきますwまあこれはトリビアですが。
普通にお詣りするにも、お詣りしているところのご本尊がどういう経路でここに座られているとか、どういう願いでいらっしゃるとかを聞き、なるほどと理解して、実際にお詣りをし自分の願いを立てていくと、自分の生活や日々の思いとすんなりリンクしていきます。それが楽しい。繋がっていなかったものがつながる感覚。

f:id:miww55:20170322180813j:plain

八社めぐりを終えて、本殿の裏手に。屋根がぴかぴか。

裏の門にはハートが♡

f:id:miww55:20170322180929j:plain

f:id:miww55:20170322181031j:plain

f:id:miww55:20170322181106j:plain

摂社。
摂社末社は、本殿の神様がカバーできなかった部分をカバーする大切なお役目があります。

ご神水です。
ちょっと水量が少ないみたいですが、美味しいお水でした。

f:id:miww55:20170322181316j:plain
滴り落ちる水滴。丸い。

f:id:miww55:20170322181451j:plain

f:id:miww55:20170322181505j:plain

顔に塗るのもいいそうで、みんな必死w
わーわーいってたら、皆さん集まってこられましたw
木々も良く伸びています。水の力なのでしょうね。
水ポイントその3でした。

f:id:miww55:20170322181635j:plain

f:id:miww55:20170322182031j:plain

招霊の木(おがたまのき)別名トキワコブシ。小ぶりのコブシの花が咲いていました。
もっと開いてくると綺麗だろうな。

最後におみくじ。
身を慎んで敬いの心を忘れずに行けばよいのですね。

f:id:miww55:20170322182604j:plain


同じおみくじだったのに「抱人」がある人たちが数名。かかえびとと読むそうです。雇う人、雇われる人、互いの関係となるのかな。

今日の最後のお写真。

f:id:miww55:20170322183850j:plain

すごくいい写真!
三歳児も頑張りました(^^)
(この写真に異存のある方がいらっしゃいましたら、こっそりお申し出ください~。どうにかします)

そして参道で松ヶ枝餅をいただいて、帰途に。私は10個お土産に。
うちのみなさまは梅が枝餅や松ヶ枝餅が大好きなので。

お天気もよかったので、歩いて福間駅まで行ってみようということになり、2キロちょいかな歩きました。私は途中で山八の生ぎょうざを仕入れ(^^)お出かけした後のご飯作りは大変なので、、今日のおかずです。

最後に、卒業生に会いにKASAに。
私は卒業式をボイコットしたわけではなく、式後の会に出なかっただけで( ´艸`)。
全員ではないけど、会うべき人に直接お祝いを伝え、ワインを飲み歓談し帰宅。
すべてはうまく回っていました。ありがたいことです。

久々に気持ちのいい陽気に助けられたお詣り&お墓参りでした~。
先達の須佐さん、主催の綾さん、ご一緒してくださったみなさん、ありがとうございました。また次にご一緒できるのを楽しみにしています。