ほほーんと暮らしたい(再)

いつのまにか、言葉が出せなくなっている自分に気づきました。自分の中を整理するために、自分のLead the Selfを保つために、思ったことを自由に書きたいと思います。最近は私の体調(うつ病)や難病(ファブリ―病、大腿骨骨頭壊死)の夫との近況についてがほとんどです。

初めての母娘旅その① 行くまで~初日・浅草編 2020.8.2

※この文章は、7月中旬に書いたものです。

5月末から更新できてなかった~💦
思えば、ほんとに怒涛な一ケ月ちょいだった。
オンライン授業の準備は、体感的にこれまでの3倍の時間と労力がかかっていたし、
(その分得るものもあったけど)
別の仕事も通常勤務に加え、オンラインイベントへの参加+αで、
とにかく寝る時間を確保するのが大変だった。
よくからだが持ったものだと思う。

こんな渦中で考えたのは、自分は何を取捨選択するのかということだった。
相談もしたし、自分で改めて自分に向き合いもし、
今後の付き合い方も決められたのは、よかったかもしれない。
多少、報酬は減るが、自分のミッションと合わないことをするのは、
こころが折れるから、自分なりに関われるところは心を込めて関わり、
後は割り切ってお付き合いすることにした。

私がこれという風に力を入れたいものは、どう形にしていくべきだろうか。
言葉にはできても、形にするのが難しい。それをしていくのがこの夏なのだろうか。

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そんな状況の中、そしてコロナがまた再燃している中、
娘と初の母娘旅にいってきた。
渦中に東京に行くなんて、という声は私の周りにも相当多いので、
14日間は自粛モードに入る。
でも忘れてしまわないうちに、ブログを書いておこうと思う。
(念のために書いておきますが、24日経ちましたが発症していません。)

この母娘旅は、3月に企画していたものがコロナの緊急事態宣言で行けなくなり、
延期したものだ。
3月段階では、7月には落ち着いているだろうという希望も込めてリスケした。
私と娘の大きな目的は、東京ディズニーリゾート行き。
かつ私は久しぶりの東京でもあり、いつもはいけない神仏参りもしたかった。
とりわけ浅草の町に行ったことがなく、行ってみたい、その欲望が強かった。

幸運なことに、緊急事態宣言でいけなくなったため、
ホテルも飛行機もキャンセル代はかからなかった。
それで7月に予約を取り直した。
5月末に緊急事態宣言は解除された。
が、お目当てのディズニーリゾートはなかなか開園しない。
宣言が解除されたので、飛行機のキャンセルもキャンセル料がかかる。
娘とやきもきしながら、あかなかったら東京観光かななんていいながら
待っていた。なんとなく行く頃には開いている予感があった。
そして7月1日にオープンすることが発表されたのが6月23日。
それからは、怒涛の準備だった。TDR関係は予約が必要なものも多い。
お目当てのパレードは中止になったが、いけるだけでもいい。

家族や職場にも確認を入れて、準備を着々と進めていった。
(そのために仕事も大幅に前倒しをして準備をしていった。7月頭はほんとにハードだった。でも東京行きが目の前にあったから頑張れた。)

ここまで読まれた方の中には、「こんな時期に旅行にいくなんて」という方もいるのだろうと思う。
誰もが正解がわからない今だ。警戒宣言が解除され、飛行機が飛び、ホテルが開き、そしてTDRが開いたのだ。私たちが行く時に。そして私たちは、自分たちができうる感染防止の行動をやってきた。
それが今の第2波に影響を与えているかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
そうじゃないといいきるには、自分の居住地から出ずにじっとしているしかない。
正直なところ、感染よりも人の監視の目と口の方が怖い。
だから、SNSにも書かずに自粛していたが、
このままだと、自分の行動さえも否定してしまいそうになるので、
細々とでも、思い出しながら書こうと思う。
こころが元気でいることは、感染やもし感染したとしても自分の心と体を支えるエネルギーになると思うから。

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7月6日(月)
早朝の便で福岡から羽田へ。そしてモノレール~山の手線で上野まで。
ほぼ同じタイミングで、娘は山形から新幹線で東京まで、そして上野で合流する。
娘とは数日前から恋人のように連絡しあっていた。
それも旅のだいご味。企画から帰りつき、旅の記録を書くまでが旅、と私は思う。

(そうなのだが、公表できない旅日記は、なぜか書くのが辛く。
いや書くこと自体よりも、感染していないか、発症しないかの不安が結構大きくてゆっくり書いて旅に浸ることが出来なかったというのが本音だ。
とはいえ、自分の本心を整理することが、このブログを書く第一義なので、
私のために書こうと思う。
帰ってきてからすぐ書いた文章、ちょこっと立ってから書いた文章、8月に入ってから書いている文章と混ざっているのはご愛敬ということで。

当初の文章には書いていなかった、コロナ禍の人の動きについても、
やはり書いておこうと思う。)

二人とも東京にはそう明るくないので、事前に時間や乗り換え等も調べつくし、
準備万端で当日に臨む。

娘との旅のなにがよいかって、お互いに依存しないこと。
いや正確には、依存はするが一方的ではなく、
お互いにこれはこっちでやるからこれはそっちでやってねとか、
一つの目標に対し、共同で対処するとか、その辺がうまくやれることだ。
つまりは気を使わなくていい。お互いに目的を共有しあえるとこれができる。
一緒に暮らしてきた感覚が共有されているからできるのかもしれない。

 

さて当日の朝は早い。
フルに2泊3日を楽しみたいというのもあったが、
できるだけ人出を避けるというのが、今回の旅の注意事項でもある。
朝7時半の飛行機に乗るため、6時過ぎに博多駅にバスでついた。
月曜の朝だからなのか、結構人が多い。通勤の人だろうか。
地下鉄で空港に行くと、途端に人気が減ってびっくり。
こんなに人気のない空港は来たことがない。

トイレで石鹸をつけ念入りに手を洗う。その後アルコール消毒。
これまでもやってきたけど、この旅では特に念入りに。

飛行機の中では、3列席に私一人。
ソーシャルディスタンスはかなり徹底されているなという感じ。
周囲を見てもおんなじ感じで座っている。
これだけ席があるのにあけてあるというのは飛行機会社からすれば大きな損失なはず。
それを思うと、申し訳ないと思うと同時に、贅沢な気さえする。

機内サービスはパックのお茶かリンゴジュースのみ。
ブランケットの貸し出しは、感染防止のため中止になっている。足首まで隠れるパンツで正解。
乗っている人はビジネスマンだけでもなさそうな感じ。
大雨の予報だったので、荒れるかなと思っていたら、まったくの杞憂で気持ち
よい空の旅。いつもながらに雲の上からみる青い空はまぶしくて、嬉しい。

さて東から西からと合流した母娘。11月にあっているので半年チョイ振りである。
電話やメッセでよく話してるので久しぶり感はない。
いいことだ。
朝からもお互い朝が早いので、状況報告をしながら目的地に向かう。
「おはよう!」「今起きた!」「今博多駅」「新幹線に乗った」「飛行機オンタイム」みたいなやり取りをずっとしながら、合流地まで。
JR上野駅で待ち合わせ、東京メトロで浅草まで。
ロッカーに荷物を入れて、さて私は初めての浅草だ。

浅草に目的があったわけではないが、いったことのない町で、
敢えていってみたいと思ったのが浅草だった。調べていると、浅草寺がある。
そういえば巡禮記の方々がFBに写真をあげていたことを思い出す。
浅草寺には、聖観音さまと脇に愛染明王さま不動明王さまがいらっしゃるそう。
聖観音様にはかかわることがあまりなく、気にはなっていた存在だった。
聞けば、観音様にはいろんな性格があり、
その中でも聖観音さまは非常に基本的な方なのだそう。スタンダード。
素直な気持ちでお参りをすればいいようだ。

私はこの直前まで仕事に追われていたが、ひとつの仕事に踏ん切りをつけていた。
そこに関わってもうすぐ一年が経つが、思っていたものと、目指すところが違うというのは決定的にわかった。
それでもこの業界のことが知れることとここでは何が必要とされているのか、何を優先させるべきと思われているのかが知れ、そこに合わせることが仕事であると思われていることが理解できたのは、よかったと思っている。

有限な時間の中、これからどう生きよう、何を選ぼうという段で、
一般的には逃げと言われるかもしれないし、よく今まで言われてきた「理想ばかり追っても」という方に私はやはり走っているのかもしれなかった。
でも、いつも思うのだが、なぜ理想を追うのはダメなのだろうか?
現実を見ろといわれるのはなぜなんだろう?
そこには稼げるかどうかというファクターがあるようだ。

確かにお金は大切だが、お金が稼げることが第一義じゃなくてもよいのではないか。
私は何もお金を稼ぐのがよくないといっているわけではない。
理想を目指して活動し、お金が稼げるなら、それがベストではないかと思っている。
これこそCSV志向といえるのではないのだろうか。
収益を上げた後にしかその価値を見出せないわけではないと思う。
プロセスだって価値のひとつだ。

という私も、やっぱり自分の中でお金を稼げないブロックみたいなものがあるようで、(逆にそのブロックがあるから、お金の稼ぎ方や評価のされ方に妙にこだわるのかもしれない)だから、これはぜひ外したいところではある。
一つチャレンジしてみたいのは、今までのお金の稼ぎ方とは違う価値のあげ方をしてみたいということ。
お金を稼ぐことだけが価値(成果)と言われることに、私はとても抵抗がある。
お金を稼ぐ以外にも、例えばどのくらい貢献したか、影響を与えたか、何度も繰り返したか、アプローチしたか等々も数値評価に入れてもいいのではないだろうか。
変化が起こることはもちろん目指したいが、教育と同じように、直ぐすぐに変化はでるかどうかわからない。
私個人の狙いからいけば、個人にもインパクトは与えたい。
気づきが得られるきっかけを与えたい。
誰目線で考えるかによるのかもしれないけれど。

まあそんなことを思い始めたこの頃。
自分の理想を形にしたい。勝ちに行くだけではなく、そのプロセスを楽しみたい。
経験したい。例えばお金を得たいと思うならば、その提供したいものが浸透し、
その結果として対価がある。
そのおかねを稼ぐプロセスも含めて体験体感したいと思うのだ。

そのことを祈りたいと思った。それを阻害するものを認知して、
そして壊したいと思った。


さて浅草の町にあがると、人力車の呼び込みのお兄さんが大変だった笑
まるでキャッチの様だ。静かにしてほしい^^
こちとら、初めての浅草で感動もしたいわけだ。
わ~!とそれだけに集中して門をみたいのだ。

お兄さんたちのお誘いを避けつつ、最初の門に。
なるほどここが、浅草を象徴する門なのか。雷門。

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人影はそう多くない。
思い返せば、今日の朝から、人の流れには地域によって相当な違いがあった。
博多駅周辺は6時くらいでも多かった。
月曜の朝、雨を前に少し早めに出ている人が多かったのか。
が、福岡空港に行くと、がらんとしていた。飛行機を利用する人が少ないのだ。
飛行機の中もかなり席を間引いてある。私は窓側の席だったが、私の横の列は空き、よそを見てもぽつぽつと席が埋まっている感じだ。これがザ・ソーシャルディスタンスか!という感じだ。

警戒宣言が解除されたのが5月25日。それから間もなく動きが始まっていたのかと思いきや、あまりまだ人は動いていないのだろうか?
今回、TDRが再開し、それを受けて私も動いたのだが、まだ世間は様子をみているのだろうか?

平常時にはとにかく人が多いといわれている浅草が、非常にがらんとした状態だった。しかし私たちにとっては非常に好都合だ。人が少ないということは移動がはかどるということだ。人が多いと移動の時間が読めない場合が多いが、それをストレスに感じなくていいというのは、気が楽だ。

そういえば、到着した羽田空港、モノレールの中も、びっくりするほど人が少なかった。気味は悪いが、快適ではあった。

浅草駅では駅員さんが「何かお探しですか?」と声までかけてくれた。東京では駅員さんを探すことの方が難しく、また聞いてもぶっきらぼうに返されることが普通だと思っていたけど、それが限りではなかったらしい。ロッカーを探しているというと、そこまで案内してくれた。娘とびっくり。
また階段をスーツケースで登ろうとしていると、別の駅員さんが持ちましょうか?ともってあがってくれたりもした。驚きである。

駅員さんに余裕があるということだろう。
そもそも東京の駅員さんもいい人たちだったのだ。

さて話は雷門に戻る。
風神様雷神様がいらっしゃる。

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まずは「聖観音様に会いに来ました。お目通りお願いいたします」とご挨拶。

こちらの裏には、金龍様天龍様という龍神様もいらっしゃり、4者でお守りされているらしい。

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そしてシンボルチックな提灯!

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松下電器プレゼンツらしい。写真は娘。

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提灯の下には龍が。

さてこれから仲見世に。
しかし驚くほど、人がいない。お店もシャッター締まってるところが多い。
いわゆる「浅草」を描いた写真たちとは違う光景が広がる。

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これもレアな体験なのだろうが、とにかく初めてなので、いまいちよくわからない。

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スカイツリーがみえるよ」
娘に言われてみると、ほんとだ。近い。スカイツリーにはほぼ興味はないが、そういえば浅草に近いと誰かが言っていたことを思い出す。

仲見世の最後には、お目当ての小さいモノを売っているお店が。
助六さん。
佐藤健氏がNHKで訪れたお店で、いつか行ってみたいと思っていた。いわゆるお土産物屋さんとは違い、職人技を見せつけるミニチュアの江戸玩具がびっしりある。
お値段もそこそこするので、ちょっと手が出なかったが、行くたび厳選して一つ買って帰りたい。次回からw

tabicoffret.com

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さていよいよ中に。次の門は、宝蔵門(仁王門)。阿吽の仁王さま方。
こちらの門は門というより蔵。お経が収められているらしい。

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奥の方には大きなわらじがかけてある「山形県村山市」の方の寄贈らしい。

まだまだ続くのでその②へ。