ほほーんと暮らしたい(再)

いつのまにか、言葉が出せなくなっている自分に気づきました。自分の中を整理するために、自分のLead the Selfを保つために、思ったことを自由に書きたいと思います。

Serendipity 2021.11.16

今日は、「Serendipityセレンディピティ)」の話を。

勝手に心理学の言葉だと思っていたのですが、
元々はイギリスの政治家・小説家であるホレス・ウォルポールという方(この方伯爵でもあったらしい)が1754年に生み出した造語なのだそう。

今日、セレンディピティのことを書こうとして、Wikiを一応みてみたら、そんなことが書いてありました。

意味は、wikiによれば「ふとした偶然をきっかけに、幸運をつかみ取ること」。
例えば
・(素敵な)偶然の出会い
・予想外のものの発見
・何かを探している時に、探しているものとは別の価値があるものを偶然見つけること

「単なる偶然ではなく、その偶然をきっかけにしたその時は想像もしなかったもの・こととの出会いが生み出す素敵なもの・こと」
ということだと、私は解釈しています。

私が他者に説明する時には、よく本屋の話を例に出すんです。
「ある本を探しに本屋さんに行き、本棚を何気なく見ていると、一冊の本がパッと目に入った。著者も本の名前も全く知らなかったが、読み始めてみると実はその時行き詰っていた企画のヒントになるものが書かれていた」

これだけ聞くと、「なーんだ」「そんなのたまたまじゃん」と思われがちなのですが、
こういう例を出すのには意図があります。
セレンディピティって、直感に基づく能力だと私は思っているんです。
直感って誰もが持っているものだから、誰もが実は持っている能力。
直感は、無意識(潜在意識)から出てくるセンサーのようなもので、
無意識下では常に必要な情報をサーチしているのだと考えられるんですよね。
直感はそれをうまくいかすかどうかで、
単なる思い付きになるか、それともセレンディピティになるかが変わります。

つまり直感を磨き、そこから生まれ出流ものをいかに手に入れるのかがポイントなんです。
そこは結構、後天的な訓練で身についたりします。
誰でも持っていて、その能力は自分で磨くことができるもの、
それがセレンディピティ
私たちは自分で幸運を迎えに行くことができるとも言えるんです。

そのためには、まずは意識的になることが一番でしょうか。
なので、例のように本屋さんにいってみて、本棚の前にたち、どんな本が目に入るのか、本から呼ばれているような感覚はないか、をじっくり感じてみる。
そんな遊びのようなことからやってみると面白いんじゃないかという提案の意味も込めて、本屋の例を出してみるわけです。
本好きの人たちって、ごく自然にそんなことはやっていると思います。
本の楽しみ方のひとつでもあるので。
学生たちには、そのことすらハードルが高かったりもしますが、
ビジネス上のイノベーションみたいなことは、
もっとハードルが高くなってしまうので、
「今の自分たちでもできることだよ」という部分を強調します。

ただ、この本の例だと、「面白い本だった」「つぎなに読もうかな」のレベルで収まってしまう可能性もあるので(それもいつかはつながる可能性だってあるのですが)、
セレンディピティを成立させるには、
「何かしらのアクションをすること」「その偶然に気がつくこと」「その偶然やそこから生じた何かを受け入れること」の3つが必要です。

一番最後の「その偶然やそこから生じた何かを受け入れること」
が一番難しいかもしれません。
ビジネスにおいては、そこから思考錯誤が始まりますからね。

3Mのポストイットの例はこのセレンディピティの代表例と言われていますよね。
(強力な接着剤を作ろうと研究をしていたが、弱い接着剤ができてしまった。しばらく放置していたが、ある時研究員がこの弱い接着剤で本のしおりが作れないかと思い立ち、商品化したら大ヒット)

で、元々の意味に戻ります。
wikiによれば「ふとした偶然をきっかけに、幸運をつかみ取ること」。
ここで「幸運」という言葉に目を向けてみましょう。
ビジネスや科学においてなら、画期的な発見や失敗転じて別の目で見れば大成功という文脈に限定されそうです。成果物に価値があるもの。

でも、私たち人間にとって、幸運ってそれだけではありませんよね。
単純に、幸運だと思うだけでも満ち足りた気持ちになることもある。
それだってもしかしたら幸運かもしれません。
「私はツイてる!」と思うことが、先ほど難しいと書いた
「その偶然やそこから生じた何かを受け入れること」の最たるものかもしれないと、
書きながら思いました。
「私はツイているから、この出会いには何か意味があるはず」
そんな風に思って、出会いを楽しむことは、
セレンディピティと出会う才能がもうすでにあるといってもいいのかもしれませんね。

さて、私のBTSとの出会いも、きっとセレンディピティなはずです。
彼らがデビューして7年半は、ほぼ知らない状態でした。
なんとなく防弾少年団という名前は聞いたことがある、くらいでした。
でもきっと、今出会えたことに意味があるのです、私にとっては。
このタイミングだったから、
ここまで深く私の心の中に入ってきている感は否めません。

ということで、今日の【一日BTS】はこの曲。
==
【一日BTS】39 Serendipity
ジミンのソロ曲です。

BTS (방탄소년단) LOVE YOURSELF 承 Her 'Serendipity' Comeback Trailer

www.youtube.com

MVの意味は、まだARMY歴の浅い私には解釈が難しいところです。
地球から始まって、ジミンの目だったり、部屋の中にいるジミンだったり、
黄色いサボテンの針に手を触れてでた血、黄色いボールが大きくなる、
黄色の布をかぶってにこやかにいなくなるジミン、部屋が揺れる、何もない部屋、
外をみながら黄色い風船を持つ後ろ姿のジミン、猫を抱くジミン、、、
黄色いボールは月食?を起こす。。。
ストーリーというより何らかのメタファーなのでしょう。

ということで、日本語字幕版をみてみましょう。

■JIMIN【Serendipity ~Full Length Edition~】JPSUB 立体音響

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スローなメロディに、ジミンの舞踏的ダンスはとても合いますね。
途中でにこっとする時がたまらない笑

日本語訳では、
「このすべては偶然なんかじゃない。ただただ僕の感覚で」から始まります。
君と僕が感化しあい、僕たちはまぶしく咲く。
これがセレンディピティということなのかと思います。
日本語訳にはセレンディピティという言葉は出てきません。

で、歌詞は「それは宇宙の摂理」だとあります。
となると偶然ではありませんね。
「宇宙が僕達のために動いた 少しのずれもなかった
君と僕の幸せは予定されていたんだ」というような内容。
これももうFIXだったということ。
「君は僕のペニシリン
僕を助けてくれる 僕の天使 僕の世界
僕は君の三毛猫 君に会いに来た」というメタファー表現があります。
ペニシリン」は偶然発見された抗生物質のこと。
(イギリスの医者がブドウ球菌を培養中にカビの胞子が皿に落ち、カビの周囲のブドウ球菌が溶解しているのに気づき、アオカビに抗菌物質が含まれていることが発見した)

三毛猫って珍しくないよね、と思って調べてみたら、三毛猫はほぼメスで、
オスの三毛猫は珍しいのですって。
僕は君の三毛猫と歌われているので、
僕は珍しいオスの三毛猫になって君に会いに来たんだ
偶然発見された薬というメタファーで「君」を、珍しいオスの三毛猫というメタファーで「僕」を。ペニシリンも三毛猫も、偶然だけど偶然じゃないという出会いと絡み合い。これがセレンディピティということですね。

それから気になるのが、let me love youという表現。
曲中に1カ所だけ「Cause you love me And I love you」という直接表現があるものの、他はすべて「let me love you」なんです。

日本語訳では「愛させてくれ、ただ愛させて」。
愛してる、じゃないんです。
なぜlet me love youなんだろう。ほかの楽曲との関係性もあるのでしょうか。


BTS Jimin – Serendipity [2018 KBS Song Festival / 2018.12.28
2018 KBS Song Festival でのステージ。
ワールドツアーのVよりも大きく振りがみれます。
上の方でスロウなメロディに合う舞踏的なダンスという表現をしましたが、
ジミンのダンスの特徴は、手や体で曲線的な柔らかい表現をしながら、要所はかなり男性的に緩急のメリハリのある動き。

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この曲の最初の方「くにゃんくにゃん」みたいな響きの歌詞があるんです。
日本語訳では「ただ」と訳されていますが、
こんな柔らかい言葉がジミンの繊細な声にとても似合ってるんですよね。
途中の転調もどきっとさせてくれます。

癖になる曲です。

■おまけ:ジミンの声色七変化

ジミンちゃん特集みたいになったので、ジミンの声色七変化というVを。
彼の表現の大きなものに「声」があります。ハイトーンヴォイスだけでなくて、
ホントにいろいろ使いこなしますが、器用にというよりも、
声のいろいろが彼のパーソナリティそのものなんだと思います。
野太い部分も、繊細でしなやかな部分も、笑い転げるような部分もすべて特徴的。
天才というよりも天使ですね💛

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