ほほーんと暮らしたい(再)

いつのまにか、言葉が出せなくなっている自分に気づきました。自分の中を整理するために、自分のLead the Selfを保つために、思ったことを自由に書きたいと思います。最近は私の体調(うつ病)や難病(ファブリ―病、大腿骨骨頭壊死)の夫との近況についてがほとんどです。

母と読書 2020.12.21

今日は、母とオンライン面会。

体調も悪くないそう。
年を取ると「悪くない」というのがベストだ。
もちろん「よい」、「絶好調」は歓迎ではある。
が、そこまで行かなくても「悪くない」で御の字だ、と私は思っている。

うちの母は、読書が好きだ。
読書以外に興味がない。
昔はラジオが好きだった。
手仕事をしながらラジオを聞いていたが、耳が悪くなってからはラジオは聞いていない。
テレビも一時はみていたが、今はあまり見ていないようだ。
今は特に不安をあおることばかりだし、見なくてもいい気が私もする。

その唯一の趣味である読書だが、母は読みたいものがあるわけでもない。
一緒に本屋さんに行っても、ぐるっと回って「要らない」ということもしばし。
だから、私と弟はそんな母の趣味に合うだろうか??と思いながら、それぞれセレクトして運ぶ。
弟は、多くは歴史ものを選ぶ。司馬遼太郎は全部読んでいるっぽい。
私はジャンルとしては歴史ものは好きなのだが、あまり読まない。
大河ドラマとかは好きなのだけど、小説の場合人の名前が複雑(長い&変わる)ので追っていくのが大変で笑
(そっちに気を取られて、物語の流れの方にグッと入っていくのの妨げになるのが嫌なんです)
弟と母はその点気が合うので、そっちのジャンルはお任せしている。
なので、私は弟が選ばないようなものをセレクト。
瀬戸内寂聴さんものは、私も母も好きになり、いい選択だった。
他には、直木賞ものだとか、本屋大賞ものだとか、
上橋 菜穂子さんのファンタジー系だとか。天気の子も面白かったと言っていたな。

最近は、思い立ってハリーポッター全集を送ってみたら、ドはまり笑
映画化したりドラマ化したものは、母が読んでいると職員の方々が「それ見ましたよ」とか「本読みました」とかいってくれるらしいので、そのラインでもチョイスも頭に入れている。
会話の糸口になるからいいのだ。池井戸潤下町ロケットシリーズも買ったな。

今日のオンライン面会では、そのハリーポッター全集を読み終えた報告があった。
次は、弟が買ってきた「歎異抄」を読みだしているそうだ。
これは母が珍しく所望したらしい。
その前に「親鸞」シリーズをまた読み直していたよう。

親鸞は、何年か前の五木寛之さんの新聞小説で私もちらちらは読んでいたので、
ちょっと話についていけた笑
梅原猛さん訳だから読みやすいらしい。

その後には、日本最古の歴史書古事記」が控えている。
少なくともお正月までは本は足りそうだ。

そんな話をひとしきりした後、
目の話になった。
私が最近目がちらちらしてみえないのよーというと
「なんね、老眼ね」という母。
「老眼と乱視が混ざってるの」と返す。

80歳の母に「なんね、老眼ね」と言われてしまう、逆転状況💦


母は、眼鏡を使ったことがない。
夏場にはサングラスはかけるが、眼鏡は必要としたことがない。

春先に眼科に行った時には、視力測定の結果はそこまでよくなかったはずだが、
本人は読めるという。
私は多少字の大きい単行本を選ぶようにはしている。
母のプライドの一つなのかもしれないと思うから。

長く、読めるといいよね。