ほほーんと暮らしたい(再)

いつのまにか、言葉が出せなくなっている自分に気づきました。自分の中を整理するために、自分のLead the Selfを保つために、思ったことを自由に書きたいと思います。最近は私の体調(うつ病)や難病(ファブリ―病、大腿骨骨頭壊死)の夫との近況についてがほとんどです。

すっきりした話。2019.4.13

この週末金・土で、私の生まれ故郷である佐世保に行ってきました。
母はこちらに来ているし、祖父母も他界してしまい、実家はもうありません。

が、今年になってなにかと夢やちょっとした時に、元実家が頭に浮かぶのです。
いろいろ踏ん切り時だなというのも、なんとなく感じていたので、
今回、叔父の施設の家族面談の話があった時に、今回は行く、と決めたのでした。

叔父の身元引受人になって7.8年くらいが経ちます。
いろいろあって、母の重荷を私が引き受けたのでした。
大声で恫喝する大人の男性恐怖症になったり、叔父を施設に入れる手続きの他に、家を処分する手続き、その他もろもろかなりいろんなことがありました。そういえば。
その時があまりにも大変すぎて、私もしばらく遠隔で対応していたんです。
でも、気にはなっていたので。これもきっかけ。

叔父の施設は、新設で3年前から私の母校である大学の裏に移転していました。
それもご縁だなと思います。
狭い地域とはいえ、ご縁がなくいったことのない土地はたくさんあるのに、
4年間通った場所のすぐ近くに叔父がお世話になっているのは、
私個人としては安心感があります。

さて、金曜の朝、9時半くらいのJRで向かいます。
行きは夫が車で駅まで送ってくれたので、朝ドラもみれましたw

叔父には、軽く知能障害があります。
なので、いつもとぼけた感じで笑って済ませます(笑)
よくもわるくもなので、入居者の方々やスタッフの方々とうまくやっていけてるのかしら?と、それが一番気になっていました。
健康状態・金銭管理・リハビリ情報・栄養関係の連絡は文書でいつもいただいているので、文書上の様子はわかるのですが、日常の様子はわからない。
ほおっておいてるから、私のことを覚えているかすらもわからない。
わからないばかりだったので、ちょっと不安に思いつつも、
施設で探していたら、エレベーター前で叔父を発見。
声をかけると、一瞬???という感じでしたが、思い出してくれました。よかったー。

面談まで少し待ちの時間があったので、個室のお部屋をみせてもらい、
日々の生活のことをたずねながら、こちらの母の様子も伝えました。
母も体を悪くして車いすなこと、施設に入ったこと、前の家にはいないから、
電話がかからないこと。
「ああ、やっぱりそうね~。おらんかなーという気がしてた。」と叔父は言います。

母たちは4人兄弟で、母は両親を高校生の時になくし、
苦労してきたようです。
4人のうちもう生きているのは母と叔父だけになってしまいました。
お互いに車いすで、施設に入っているので、さっと連絡することができません。
なので、この機会にと、私の携帯から母の施設に連絡して取り次いでもらい、
かなり久し振りな姉弟間の会話を取り持ちました。

ぎこちない不器用な人たちです。
弟は、姉が大好きなのに頭が上がらないのです。
いつも「いつも怒らす(怒る)っちゃんね」と言います。
なので、母が「元気ね?私ももう施設に入ったとよ。」というのに
「はい。はい。わかりました」なんて敬語を使う。
照れなんですよね。
そして、うちの母もまたひときわ不器用なので、
用件のみで終わろうとする。。。
スピーカーホンで会話を聞いていたので、ちょこちょこ補足しながら、、
どうにか姉と弟の久し振りな会話をサポートしておりました。

電話を切ると、べらべらしゃべる叔父。ほんとにね。それ伝わらないレベル。
明日母のところにお土産とお土産話をたくさん持って行くので、
その時にフォローしようと思います。

なんであたしってこんなことしてるんだろうか。

当時は母の重荷を外してあげたくて、
私がやればいいやと思ってやってきたけど、
普通に考えると、これって当人同士の関係性は自分たちでどうにかしろよレベルだなと思うんですよね。
子であり姪である私が気を使うものじゃない気がするんだけど、
今回を終えて思うのは、これも先祖供養のひとつなんだろうなと。

こんがらがった糸は人間関係の糸。
生きている人同士にもあるし、亡くなった先祖の方との糸もある。
それをほどいて、それぞれが生きやすい、通りが良いようにするのが、
なんだか私の役割であることは大きいようです。

今回、叔父の話だけではなく、墓や神社や井戸や元ご近所さんとのかかわりや、
家族の付き合いや、その他もろもろについても、なんらかきっかけを作ったり、
現場に入ったり、そういう場面がとても多かったのです。

今年は昨年よりからだがよくなったから、動けということなのかも。
元々そういう星のめぐりはありそうですが、
人間体動かないとなかなか動きがつかないから。


そうそう。叔父は皆さんにかわいがってもらえているようでした。
スタッフの方々とのやりとりやらを聞いてると、ほほえましい。
叔父は気を回すのが得意だし、サービス精神もあるし優しい人なので、
争いを好まず、楽し気に生きてます。
それを実際に見て、ホッとして帰ってきたところでした。

ひとつすっきりした話でした。