ほほーんと暮らしたい(再)

いつのまにか、言葉が出せなくなっている自分に気づきました。自分の中を整理するために、自分のLead the Selfを保つために、思ったことを自由に書きたいと思います。最近は私の体調(うつ病)や難病(ファブリ―病、大腿骨骨頭壊死)の夫との近況についてがほとんどです。

後期最終日~2019.1.10

・今日は大学の後期講義の最終日。
16コマ中15コマは12月中に終わっていて、そして2週間ほどあいたので、
最後の1コマはおまけみたいな感じになりがち。

とはいえ、私の受け持つ講義のひとつは、最終アウトプットが作文なので、これを仕上げなくてはならないわけで。

今年度は私が体調不良のため、T先生が全面的に前に立って進行してくれた。
それで油断をしていたわけではないが、今日は研究室に行っているはずの先生から「30分くらい遅れます」とチャットが入る。
そっかぁ。
最終講義だから振り返りかなーと思っていたんだけど、
それは先生が戻ってからにお任せをするとして、
私は、とりあえずアウトプットの作文をフィニッシュアップに近づけないといけない。

がしかし、2週間もあいていて、絶対これは進んでいないと思うわけで。
なので、先ずは現状確認から開始。
「文章がある程度書けてる人って人~!」シーン。
「じゃあ、文章書き始めた人~!」一人挙手。むむ。
ってな感じで、だんだん段階を前に戻していく。
「ヒーローズジャーニーのプロットに沿って、何を書くかは出せた人!」パラパラ挙手。うむむむ。
その挙手した幾人かに聞いてみる。コンテンツはバラバラだけどつなげることは出来そうだ。

前の講義を休んでいて、プロットのことがわからないというのも数名居ることがわかった。

それで、「このままプロットに沿って文章を作れる人は、そのまま続けてしあげていって」と指示。
「今から、プロットのレクチャーをするので、お休みした人、プロットのところがわからない人は説明するから後ろに集まって」と指示して、
とりあえず進行。

前々回まで「なぜなぜワーク」をやって、自分の行動や思考に「なぜ」を10回ほど掘るというのをやっていたので、それらを材料に、自分物語をヒーローズジャーニーのプロットに沿って書くという説明をした。

自分の材料をどう当てはめればいいのかわからない子には、個別に指導。

このアウトプットは、自分が対象とする人に伝えたい自分らしさを、ヒーローズジャーニーのプロットに沿って物語的に紹介するもの。
伝えたい相手がその文章を読んで、「ああ、この人はこんな風に思い、行動して、こんなところを大事にしながら生きようとしているんだな、逆境をこんな風に乗り切る人なんだな等々」その人らしさを理解してもらう自己紹介だ。
だから自分のことをわかっていないと書けない。
自分のことをわかるためにこれまでいくつものワークをやってきて、言語化していったので、材料は本当はたくさんあるはずなのだが、その辺がまだ腑に落ちていない子が多いみたいだ。

ヒーローズジャーニーはもう少し早めの段階でやってもよかったのかもしれない。
(今言ってもなんだけどね)
とにもかくにも、ヒーローズジャーニーのプロットは、それに沿えば物語的には最終までいきつくので、実際の経験でも、もしくは極論もしこういうことがあったら、で作ってもいい。紐解いた自分らしさが随所にでているならば。

明日の夜が締め切り。
あんまり期待をせずに、でも一つでも面白いのが上がるといいな。

思いっきり長くなったので、もう一つの講義の話ははしょります。

やらされ感のある学びは、なかなか身につかないことは私も身に染みている。
とはいえ、学生がやりたいことばかりやっていても、伸びは期待できない。
「自分の能力より、難し過ぎず簡単すぎず、自分の全能力を出し切るもの」が集中が高くなるとフロー理論では言う。

ある程度の理解をうながしながら、少しレベルの高いものを要求する、そういう課題の投げ方を心掛けながら、彼らの中にある力を引き出していくのが私の役割だなと思う。
そのためには、彼らそれぞれのレベルを認識しながら進めていく必要があるのだけど。

こういう仕事は私の性にあっている。
そして、彼らの中に彼ら自身の芽をみつけて行くのもとても楽しい。
彼ら自身がそれをみつけられるように促すのは、なかなか時間も労力もかかるけれど、
やっぱり一番私がやりたいことなんだなと思う。

2週間ほど空いての1コマなので、終わった感があんまりないのだけど、
お疲れ様の意味を込めて、帰りにのの字ケーキを買って帰った。

とにもかくにも、後期講義が終了した。

始まれば終わる。あたりまえだけど、後期は16回終えることができました。
病気をしている頃は1回1回行けること、参加できること、帰れることがすごく大変な時期もあったので、今回、無事に終われたことがありがたい。