※FBにアップしていたものですが、保存用にこちらにも。
この番組は、Nスぺで土曜日に放送されたもの。
現在90歳の認知症の第一人者、認知症を測定する検査指標を作り、デイサービスの必要性を提唱した長谷川和夫さん。
数年前から自ら認知症を発症した長谷川さんとその家族の、数年にわたるドキュメンタリー。
以前先輩に言われたという「君の研究は君が認知症になって完成する」という言葉。
長谷川さんは、認知症になってわかったことがたくさんあるという。
「確かさが曖昧になる不安感」。
「認知症は神様が用意してくれた一つの救い」。
デイサービスを提唱した長谷川さんが、認知症になってデイサービスを利用する立場になり、発したのは「デイサービスに行きたくない」という言葉。
「まず何がしたいか聞いて欲しい。僕はあそこで孤独だった」。
初期に比べ段々と表情が乏しくなるのが切ないが
奥様が弾かれる「悲愴」をおだやかに安心したような表情で聴いてらっしゃる長谷川さん。
奥様がもしピアノが弾けなくなったとしても、お二人がこうして仲睦まじく一緒に居られる時間が長く続けばよいなと、他人事ながらに思った。
老いはだれにも避けられない。
受け入れることもなかなか難しいが、受け入れざるを得ない。生きていくとはきっとそういうことだ。
「人生は、生きぬいて、完成する」先輩医師の言葉は、私にはそう聞こえた。
まもなく80になる痴呆経験者(なぜか脱して現在治っている)と一緒に見た。母はどう思っただろうか。(聞き忘れた・・・今度聞こう)
私たちはその立場にならないと本当にわかることはないのだろう。だから今それを迎えている人のことを見て、感じる、考えるしかないと思う。
見逃した方、16日午前0:55〜1:44再放送です。