ほほーんと暮らしたい(再)

いつのまにか、言葉が出せなくなっている自分に気づきました。自分の中を整理するために、自分のLead the Selfを保つために、思ったことを自由に書きたいと思います。最近は私の体調(うつ病)や難病(ファブリ―病、大腿骨骨頭壊死)の夫との近況についてがほとんどです。

時は流れる 2021.12.18

毎年年賀状のやり取り程度しかつながりのない方が幾人かいる。

日々の連絡の多くは今やSNSに移行したものの、
相手がSNSを使っていなかったり、使っていても今はそこまで関連性がないという方もいる。

年賀状は、そんな人たちと年に1回「どうしてる?」と言い合えるツールだと私は思っている。今は直接的な付き合いはなくても、過去のひと時を濃く付き合った方々とは、
年1のこのコミュニケーションでほっとするものだ。
ただ、こちらが送っても送られてこないという方も増えてきた。
相手が送るのを辞めた理由は私にはわからないから、
詮索はしないでおこうと思い、それでも送りたい人には送り続けている。

喪中はがきが届きだした11月以降、フルネームでは存じ上げない方からの喪中はがきが届いた。
元上司の名字だったので、手に取った瞬間にことを理解した。
2月に75歳で他界されたそうだ。

新卒で入った時の初めての上司。
私を採用してくれた面接官でもあった。

優しい人だった。彼が怒ったところを見たことがない。
おかげで生意気で自由な新卒社員が、どうにか4年間、その会社で頑張ることができた。
というのは、今だからわかる。
嫌だった経理を、決算処理までできるように仕込んでくれた。
弟の仕事の世話をしてくれたり、体調が不安定な私を気遣ってもくれた。
口紅は唇があれるからしたくない私に、冗談めかして「口紅しないと顔色が悪くみえるよ~」とするように言ってくれたり。(お客様が来るので窓口兼務はしていた方がよかったのでした💦)
今思うと本当に使いにくい部下だったと思う。

あの新卒の時の経験があったから、今の私がある。
最初があの上司で本当によかったと思っている。
でも全然そのことを本人に返してない。恩を受けたままだ。

そのことを、彼が生きているうちに言えなかった。

長年の毎年の年賀状で、メールアドレスを教えあうシーンもあったが、
結局お互いどちらからもメールを送らなかった。
実はこの数年の中で、そのアドレスにメールをしたことがある。
が、届かなかった。

2年前くらいから年賀状が届かなくなった。
でも私は送り続けていた。
元気でいてくれるといいなと思っていた。

去年、ふとしたことからFBのつながりで
元上司のアカウントがFBにあることを知った。
本人は投稿はされていなかった。
友だち欄に息子さんのアカウントがあるのがわかって、
そちらはアクティブだったのでたまに読んでいた。
息子さんのアカウントには、団地に咲く桜の花の写真があがっていた。
コメントには「親父から送ってきたやつ」とあった。
ああ、お元気なんだとその時は安心した。

それが一昨年の夏位だったろうか。
さきほど息子さんのアカウントを見に行くと、
今年の2月に面会された様子と訃報の連絡が入っていた。

いつか会えればと思っていたけど、
人にはやっぱりタイミングという物があったのだろうと思う。
私の職場の近くに上司のお宅はあり、足を伸ばせば行ける距離ではあった。
でも、子育てやらなんやら、気ぜわしくて、
気持ちが向かなかった。会いに行くなら全力で行きたかった。
元気な状態で会いに行きたかったが、そんな状態に私はなかった。

言い訳かもしれない。
でも、部長ならそれを許してくれるだろうとも思っていた。

思えば今の私よりも若い時代に、部長は部長だったのだな。

身体はなくなっても魂は残るという。
からだがあるうちだって、思いは届くのではないかと私は思っている。
でもそれを相手が受け取れるかどうかは別だけど。
相手に受け取ってほしいと思うならば、やはりちゃんと連絡を取るべきなのだろう。

でもそれをしなかった私は、彼に甘えていたのかもしれないな。
だから今になって「会いに行けばよかった」とは言えないし、思わない。
勝手に、彼の冥福と感謝の思いを寄せる。
届くかどうかもわからないけど、それしかできないから。
そして彼に与えてもらった分を他の人に与えることは、ずっと意識しているから。
それが、人生の中で部長に出会わせてもらった意味だと思っている。
私は私なりに、彼への供養をしようと思う。

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【一日1BTS】71 Tonight / JIN
2019年、ジン君初の自作ソロ曲。『LOVE YOURSELF 結 “Answer”』収録。

www.youtube.com

歌詞の内容はこちらのブログに詳しいです。

kurumblog.com

「この夜が過ぎたら君に会えなくなりそうで怖い」
最愛の誰かと過ごす時間は嬉しくハッピーな時間だけど、その後会えなくなる時間を思ってしまうこともありますよね。
この歌詞を読むと、もうすでに失ったことは確定で、
でも日は登って沈む。時間は過ぎていく。会えない時間の方が確実に増えていく。
もうあえないということがあからさまになっていくことが、
これまでの当たり前だった一緒に居た時間を否定するようで、
それがいまではなく過去になってしまうことへの寂しさ。
信じたくない、自分だけが取り残されたような思い。

彼が愛したフクロモモンガちゃんを亡くしたことを思い、書いた曲だそう。
愛情を注げば注ぐほど、それを失った時の衝撃は大きいものです。
それが人間だろうとペットだろうと変わらないですよね。
父親を亡くした時の思いとリンクしちゃいました。

私はそれが耐えられないと思うのでペットは飼えません。
人間よりも長生きしてくれるものなら考えるかもしれないけど苦笑

■[BANGTAN BOMB] Jin, Recording his first ever composition - BTS (방탄소년단)
レコーディング風景。
ジン君の曲はキーが高いから、ディレクターさんが歌を指示する時の声も裏返り気味w

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今日は全体しみじみしちゃいましたね。
選曲はクリスマスソング集にあったので、選んでみましたが、
思いっきりブログの内容とリンクしちゃいました。
今日は潜在さんがすごく働いてくれました~。