ほほーんと暮らしたい(再)

いつのまにか、言葉が出せなくなっている自分に気づきました。自分の中を整理するために、自分のLead the Selfを保つために、思ったことを自由に書きたいと思います。最近は私の体調(うつ病)や難病(ファブリ―病、大腿骨骨頭壊死)の夫との近況についてがほとんどです。

道の描き方 2020.2.11 

「あなたは、どんな風に人生を生きたいですか?
何にこだわりたいですか?」
そう問われたら、どんなことを思いますか?思って来ましたか?

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私は、割と幼いころから「こう生きたい」というのがあった。
それは「太く短く」だ。
別に「長く」を否定しているわけではなかった。
ただ、「太く長く」だとメリハリがなさそうだし、
体力がそこまで備わってはない自覚があった。
メリハリは私の中では重要だ。
楽しいことは思いっきり楽しみたい。
でもちょっと変わったことも体感してみたい。
そんなところがある。
だからか、「太く短く」をなんとなく選んでいた。
なんとなくというのは適当というのではなく、「直感で」というのに近い。


思いがそれを呼ぶのか、そうだから感が働くのか、
私自身はやはり太く短くのスタンスを、繰り返している。
私は病弱で、原因不明の病気もちょこちょこ繰り返していたので、
19歳までの命といわれていたようだった。(病気で余命宣告されたわけではなくて、占い師さんみたいな人から言われたみたいです、親が)

その19歳の時に、父親が亡くなった。
身代わりではないと思うが(今気づいた!そうだったのかも?)
私の思う「太く短く」を、父が私の目の前で体現してしまった。
44歳は19歳よりは長いが、今の平均寿命からすれば短い。

それから「どうせみんな死ぬかも」と思われた1999年6月のノストラダムスの予言の日も過ぎてしまい、今50を越えている。
いつの間にか人生100年時代とかいうようになったので、え?あとまだ折り返し過ぎたところ?と若干息切れ感も感じるお年頃となった。

太くというのは、今も変わらない。
でも短く、ではもうなくなった。
50年も生きれば、父よりも長いわけで、平均寿命よりは短くても、そんなに「短命」でもない。
自分の人生を振り返ると、太く短い部分は、
マジックインキ(油性・黒)の平たい部分のイメージだ。

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たまにかすれてスカスカな感じになったり、細い部分でくねったりもしてきた。
でも大部分はマジックインキの平たいライン。
どっしりとではないが濃い。何度も塗りなおしたところもある。
薄い部分もあるがそれは薄いというよりムラだ。

さて、私はこれからどうその道の続きを描いていこうかと、
ふと立ち止まってしまった。

マジックインキの黒で平たくシッカリは書いていきたい。
ムラがあってもいいけど、やっぱり太くつなげていきたい。
ただ、これから描く紙は材質が変わるかもしれないなとも思う。

そしてこれまで書いてきた紙も、ひたすらにその道だけを書いてきたけれど、
周りにはいろんな色があってほしいと思うようになった。

いや、思い返せば、色は欲しかったのだ。
でも、黒に注力しないと描けない気がして、周りに色を配置することなど、贅沢な気がしていた。

今はむしろ、マジックインキでなくても黒でなくてもいい気がしている。
それにこだわるよりは、もっと色と遊びたい。
絵具ではなくて、薄い色のついたスケルトンのもの、セロファンみたいなもので、
色遊びをしながら、それに合わせて線を作っていきたい感じでいる。

芝生を植えて、花を植えていったら、なんとなく道ができていく、そんな感じで。

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女性のかさはともかく、道はこういうイメージ。

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これ、とっても理想!


今までが割とストイックな考え方をよしとして来てしまったので、
なんだか疲れているのだろうと思う。肩に力が入りっぱなしで、一生懸命マジックインキで線を書いてきた。

それはそれで私らしい線の描き方なのだけど、
私らしさは一つではないわけで、
気持ちいいとか楽しいとか、そういうことを周りに置きながら、ゆっくりでもいいから道を作る。そういうのでもいいかなと、今は思っている。