誕生日でした。
夫は病院、息子もテスト中なので、
昨日のうちにケーキをいただき、
祝ってもらった。
今日は、母のところに、
「産んでくれてありがとう」を言いに。
私が言う前に、
「お誕生日おめでとう。」が来ました。
親にはやっぱりかなわない。
昨年の今頃は、母は恍惚の人になったりならなかったりで、
昨年も「産んでくれてありがとう」を言いに病院に行くと、
「そりゃ大変だ」と、
わかっているのかわかっていないのかわからないような返事をしていて。
あの悪夢のような日々から、まだ1年しか経っていないのが不思議だ。
今日は、にこやかで優しい目をした母と過ごせて、嬉しかった。
こんな日を過ごせるのは、ありがたいことだ。
今日は家で、
「こんな年まで誕生日を迎えることができるということ自体が、
ありがたいことだよなぁ」なんて考えてしみじみしていた。
からだや心はよく毎日頑張って動いてくれている。
改めて考えると、生まれてからずっと止まらずに
動いてくれている心臓をはじめわたしのからだって、
すごい存在だよなぁと思う。
ありがたい存在。
当たり前のことは当たり前ではない。
そのことに気づくと、もう少し自分の身に感謝して大切にして、
一日を、残りの人生をもっと楽しくしなきゃと思うのだ。
文字にすると、すごく当たり前なことなんだけど、
でもこれは一番大切なことなんだと思う。
今更だけど、今からだ。
母に「あっという間に60よ」と言われた。
経験者の言葉は重いw
時間の経過には勝てないから、流れる中に身をゆだねつつも、
自分の意志として、こう在りたい、こう生きたい、こうしたいは
常に持っていたいな。
頑なな芯ではなく、
柳のようにしなやかに揺れる軸を持っていたい。
せっかく地球に生まれてきたのだから、
綺麗なものを見て、感じて、表現して、味わいたい。
美しいものを産み出したい。
この地球上での冒険を、楽しく、面白おかしく過ごして、
腹の底から笑いたい。