ほほーんと暮らしたい(再)

いつのまにか、言葉が出せなくなっている自分に気づきました。自分の中を整理するために、自分のLead the Selfを保つために、思ったことを自由に書きたいと思います。最近は私の体調(うつ病)や難病(ファブリ―病、大腿骨骨頭壊死)の夫との近況についてがほとんどです。

巡禮記 熊野三山ツアーにいってきた その①衝撃の那智のお滝

3/3-5で、巡禮記の熊野ツアーに行ってきました。

巡禮記 熊野三山ツアーとはこちら↓

ameblo.jp

3日間のうちの、最終日からレポします。
記憶が新しいうちに~ってのもありますが、一番強烈な出来事が私に起こったからというのが一番の理由。

今回の熊野三山ツアーの行程は以下の通り。
1日目:阿須賀神社めはり寿司→熊野速玉大社→神倉神社→回転寿司
2日目:花の巌(神社)→熊野灘→捕陀落山寺→和歌山ラーメン→熊野本宮大社→大斎原→あづま寿司(後ろの方々は、日秀さま先達で捕陀落山寺→金武・観音寺→阿弥陀寺の極楽浄土下見ツアー)
3日目:飛瀧神社那智の滝)→那智熊野大社→うどん屋→青岸渡寺阿弥陀寺(後ろの方々と合流)

で、3日目です。
飛瀧(ひろう)神社に向かいます。実はこの神社のことも那智の滝の存在も、このツアーのことを聞いて初めて知り、かつ直前までどんなところなのかも知らなかった私(汗;

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ここは、熊野那智大社の別宮で、ご祭神は大己貴命大国主命さま。
那智の滝自体がご神体なので、本殿はない。自然信仰として直接滝を拝みます。
熊野信仰はココから始まったともされるらしく、修行の地でもあったよう。
魂のみなさまも結構いらっしゃるらしい。

石段が続く。1日目の神倉さんに比べればへでもない石段なんだけど、徐々に胸が痛く重くなっていく。
滝を目の前にして下りの石段をもう少しで降りるという頃に、それはいきなりやってきた。
瞬間的に私は足が止まり、「いやだ~~~!」と叫び、後ろを向いて硬直。。
その先に何があるのかわからないのに、その場所から先に行くのが怖い。恐ろしい。よくないことは見たくない。そんな感じ。私の中の何かが大きく抵抗した。わずかに一部冷静な自分がいるけど、9割はわーっとなっているので、止められない。わめき泣いて抵抗する。

感情が出たというのとはちょっと違う。私の中の何かがそれと呼応したのだろうか。
思いっきり駄々っ子のように「やだやだ」ばっかりしか言葉が出ない。

私は、父を19の時に亡くした。
父は亡くなる数年前から、お神様事をしていて、亡くなる前は英彦山でお滝に打たれていた。元々心臓がよくなかったので、死因は心臓弁膜症となったが、一部の方からはお滝にやられたと聞いていた。
滝を見ながらふと思い出して、先達の育子さんにはそんな話をしたところだった。

いきなり私がそんな風になっちゃったので、あわてて先達のお二人が来てくださる。
育子さんから話を聞いた須佐さんが、
「お父さんはお滝が原因で亡くなったんじゃないよ。
お父さんは文覚様が付き添われて、こちらのお滝で修業されるみたいだから心配ない。
弘法大師さまもいらっしゃっている。」
と言ってくださって、ほっとする。
そうか、やっぱりこれは、私の中にある”滝に打たれて亡くなった不憫な父”にたいしての思いが、それこそ滝のように雪崩れて出てきた感じなのだろう。

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那智のお滝。今回は水量が少なめらしい。

背中を押してもらいながら、どうにか護摩焚きをする。5本。
「残されたもののやるせない思い」「残したものへの申し訳ない思い」等々の思いをそれぞれ口にしながら護摩を焚く。
まだ涙が止まらない。胸から出てくる。

それから、那智御滝拝所へ。滝を一番近くでみれるところ。
須佐さんいわく、父は滝の下方に小さな流れが3本あるうちの一番左に居るそう。滝の上にいるらしい。滝の上にいて、それは修行になるのだろうか。。
私はみえんのでよくわからないが、なんだかとにかくあれこれとにかく悪態つきたくなる。

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だって、悲しかったし辛かったのだもん。
あれから、30年以上過ぎてるけど、いきなり居なくなって、どれだけ私は母は悲しかったかってわかっとらんやろ~~~!

 

須佐さんからは「お父さんだって、おいてきて死ななくちゃいけなかった思いがあるんだよ」と言われましたが、それもわかる。わかるけど私の中の30年以上の思いがもう止まらなくて、ぐしゅぐしゅ大泣き。ふえーんって子どもみたいな泣き方してしまう。
育子さんがずっとそばにいてくれて、背中をさすりながらいろんな話をしてくれます。それが妙に納得するも、激情的な思いは、わーっと湧き、すっと引き、またわーっとというのの波が繰り返される。
そんな中「まず、この思いを出してしまいましょう。叫びますか?一緒に叫びますよ」と育子さん。


へ?叫ぶ?
声には全く自信ないんです。声量ないし細いから。あそこまで届かん。
でも、育子さんと一緒なら、育子さんの声と一緒なら届くかもしれん。
そう思いました。
思いの出ようとのタイミングがなかなかうまくあわずに、ちょっと時間がかかったけど、
育子さんと、その父がいるというところめがけて「ばかたれ~~~!」と叫んできました。
父に届いたでしょうか。悪態が。
悔しかったら、私に聞こえる声で返事しなさいよっ!
~~
ここで結構時間を取ってしまいました。ツアーご一緒したみなさま、お待たせしてごめんなさい。
おそらく何が起こったのかみんな知らなかったと思うのですが、こんなことでした。自分でもあんな風になるとは思ってもなくて、私もとっても驚きました。。。。
最初は何かが憑いたのかと思ったけど、そうじゃなかった。
「修験者の方々がいっぱいいるねぇ」という話に、それに反応してなんか自分の中のものがざわっと動いた気がしたのでした。


===
滝を見るところの左手の階段を上り、そこでお滝のお水をいただきました。
杯はお土産に。
そこからちょっと上がって祈願所へ。
窓からお滝(大国主命さま本地仏は観世音菩薩さま)と、そしてこちらには役小角行者さま、不動明王様がいらっしゃいます。神仏習合

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 お札のところには、お滝の行者様のお名前も。弘法大師様も文覚様のお名前もありました。父、この方々についてしっかり修行なさいませ。

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まだ、3日目のしょっぱななのに、こんな感じでのスタートでした。時間も字数も食ってますw

長くなるので、とりあえずその①はここまでに。

その②はこちら↓

巡禮記 熊野三山ツアーにいってきた その②初日は魂の細分化がテーマ - ほほーんと暮らしたい(再)