はーい。今度は鎮国寺。宗像大社から車で3,4分という感じの場所にあります。
鎮国寺は、弘法大師が大同元年(西紀806年)、唐より帰朝後、日本で最初に開閣せられた真言宗の最も古い寺院なのだそうで。
弘法大師と言えば、またまた出てくる私の父。
彼が亡くなった後にいたこのような方にお願いして、死後の父の話を聞いたのだけど、その一部「弘法大師様の杖にすがらせてもらおうと思うにも、手が上がらず捕まらせてもらえない」となく父。
あれからこちらでは30年ちょい経っていますが、そろそろすがらせてもらえているでしょうか?
弘法大師さまには東長寺でもお参りさせていただきました。
去年だっけ、夢で見たんです。そして言葉だけが残ってるので、携帯にメモってる。「弘法大師さまの権限権利を守るCMを作る」
はあっ?って感じでしょ? 何にも知らない私がなぜにそんなことを。権限権利ってなに? CMやさんでもないぞー。少しはやってはいたけど、コピーはかけない。
ま、そんな思いでまずは入口の仁王様方とお地蔵さまにご挨拶。
仁王さまは、門番的にいらっしゃるということもあるけど、お参りの方に、不動明王様にちゃんとこんなことをお願いに行くのです、そのために嘘をつかずにまいります、と私たちがここで準備をするためにおられるとのこと。いい加減な思いできているのなら「どんなことをかなえたいのか?」ここで思い出させる役なのかな。
こちらのお手水は、竜の口から。そういえば入り口のお地蔵さん横のお水、おいしかった。地下水かな。お地蔵さんにお参りして、水筒に入れさせていただきました。
まずは大師堂へ。弘法大師さまの座姿の像があるところです。
弘法大師さま=空海さま。真言密教を日本に伝えた方として、中学社会でも習う方ですね。
一般に「大師」というと弘法大師様のことを指すようです。人間として生まれ、入定(生きたまま、座位の形で即身成仏する修行)し、仏様になられた方。衆生救済のためにと生きられ、種々の学問にも精通して学者のような方であったともいわれているそう。そして真名井御前という天皇の側室だった方を生涯愛されたという、人間らしいところもお持ちの方。
イケメンですよねぇ。
信念を持ち、強く、女性を愛ぬくそんな人と出会いたいなら、弘法大師さまの行脚姿を浮かべてお願いすることがいいとか。
次はぼけ封じ観音さま。
若干その気がでてきつつある母のことを、祈りました。
こちらの観音様、とても美しいのです。やわらかくて。
ボケることは、本人にとって楽な道。どうせならかわいくぼけた方がいいし、
一気にぼけたい。これは私の願望でもあります。
ま、ボケる前に生をもっとまっとうしたいですけどね。
お隣の文殊堂。
文殊菩薩さまは、剣をもっていらっしゃる。
一般に文殊菩薩というと学問や知恵の神様と言われ、みな「知恵を授けてください。勉強できるようになりますように」と願うことが多いと思われますが、実は「あなたはちゃんと知恵を使い、願いをかなえようとしているのか」とその姿勢について覚悟を問われる神様のようです。
答えは自分の中にあることを認めず、外に知恵を求め欲しがるのは愚かなことかもしれない。そんなことを思いました。
お隣にある大きな木になぜかカニがよじ登っていました。
宗像大社にもカニが居たなぁ。沢ガニなのかな?